宇宙大規模構造進化研究部門│愛媛大学 宇宙進化研究センター

過去のゼミ

 

4回生ゼミ(2013)

4回生ゼミでは宇宙物理学の研究に必要な基礎知識を学びます。

 

打ち合わせ (1回/週)

 研究の進展状況の報告と、学術論文の紹介を行なう。

 

X線光学 (1回/週)

目的:

 物質中の電磁波について復習する。 X線に対する理解を深め、X線光学系の特徴を理解する。

 

テキスト:

 「物理学」小出昭一郎

 「理論電磁気学」 砂川重信

 「X線結像光学」

 「光学の基礎」

   1.Maxwell方程式と電磁波

   2.波と光

   3.X線の反射

   4.表面粗さを考慮した反射率と散乱

   5.結像光学系

   6.X線望遠鏡と結像性能

 

誤差論 (1回/週)

目的:

 取得したデータにつく誤差を理解し、データを正しく見る目を養う。

 

テキスト:

 「Data Reduction and Error Analysis for The Physical Science」

  P.R. Bevington & D.K. Robinson著

   1 . Uncertainties in Measurements (測定誤差について)

   2 . Probability Distributions(二項分布、ポアッソン分布、正規分布)

   3 . Error Analysis(誤差伝搬)

   4 . Estimates of Mean and Errors(平均値と誤差の計算)

   5 . Monte Carlo Techniques(モンテカルロシミュレーション)

   6 . Least-Squares Fit to a Straight Line(直線に対する最小二乗法)

   7 . Least-Squares Fit to a Polynomial(多項式に対する最小二乗法)

   8 . Least-Squares Fit to an Arbitrary Function(一般的な式に対する最小二乗法)

   9 . Fitting Composite Curves(シグナル+ノイズに対するフィッティング)

  10. Direct Application of the Maximum-Likelihood(最尤法の応用)

  11. Testing the Fit(フィッティングの検定)

 

論文ゼミ(2013)

目的:

 研究に関連する論文を読み、基礎知識を身につける。

 

テキスト:

 1. 銀河の活動性

   銀河I 4.3, 4.4 AGNの分類

   銀河I 4.5    excitation diagramとAGNの統一モデル

 2. AGNのX線スペクトル

   ブラックホールと高エネルギー現象 2.6 質量降着とX線スペクトル

   ブラックホールと高エネルギー現象 2.7 宇宙X線背景放射

 3. Makishima, K. 1986, in ``Physics of Accretion onto Compact Objects

   ``Iron Lines from Galactic and Extra-Galactic X-ray Sources''  

 4. George, I., & Fabian, A. C. 1991, ``X-ray reflection from cold matter in active galactic

    nucei and X-ray binaries''

 

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